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妊活中の性感染症に注意する必要あり!?クラミジアと不妊の関係

性感染症は、「私は大丈夫」と思われやすく、検査を受けないケースが多いのです。もし、これから妊娠を希望するのであれば、必ず検査を受けることをおすすめします。性感染症の中でも最も多いといわれているクラミジアが、実は不妊の原因になっていることも。性感染症とはどのようなものか、リスクや治療法など、様々な視点から解説します。

妊活中は要注意!クラミジアなどの性感染症が不妊の原因になる?

今回ご紹介するのは、クラミジアなどを含めた性感染症が、不妊に繋がってしまうか否かというお話。まずは、性感染症がどのようなものかを説明します。

性感染症(STDまたはSTI)とは、性交渉によって引き起こされ、ウイルス、細菌、原虫などが、性器、泌尿器、肛門、口腔などに接触することで感染します。30種類以上あるといわれる病原菌の中でも、8大要因といわれているのが、クラミジア、淋病、梅毒、膣トリコモナス、ヒトパピローマウイルス、B型肝炎、単純ヘルペスウイルス、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)です。

では、性感染症は不妊の原因になるのでしょうか。
その答えは、「イエス」。性感染症は男女ともに不妊の原因になる可能性があります。卵管や子宮頸管、骨盤内に炎症を引き起こすので、精子や卵子の通り道を塞いでしまい、子宮外妊娠の率が高まります。それだけではなく、性感染症が排卵障害や肥満を引き起こすこともわかっているので、卵管性不妊を招く可能性が出てきます。

男性がクラミジアを発症した際のリスクとは

クラミジアなどの性感染症になることで、リスクを負うのは女性だけではありません。

男性のクラミジア感染も、男性不妊の原因といわれる無精子症を招く可能性があります。

尿道から感染したクラミジアが、精巣上体に広がってしまうことが一番懸念されるリスクです。
クラミジア感染で精巣上体が炎症を起こすと、精子の通り道である精管を塞いでしまい、精子を体外に送り出すことができなくなってしまいます。これが、射精した精液の中に精子がいない「無精子症」の原因です。

性感染症に罹患した人が全て不妊症になる訳ではないので、いかに重症化させないかがポイントとなってきます。

女性がクラミジアを発症した際のリスクとは

では、女性がクラミジアに感染すると、どのような不妊のリスクが発生するのでしょうか。女性がクラミジアに感染すると、卵管障害や着床障害を引き起こす可能性があります。これが、直接的な不妊の原因になるのです。

クラミジアに感染しそれが子宮や卵管へと広がっていくと、それぞれの場所で炎症を起こします。例えば妊娠の過程で重要なポイントにもなる着床ですが、クラミジアが原因で子宮内膜に炎症を起こしていると、着床障害を招き、せっかく受精しても妊娠に結びつかない可能性があります。

もしクラミジアが進行して卵管にまで炎症が起こると、卵管が狭くなったり塞がったりしてしまい、卵管障害、つまり不妊症のリスクを高めることも。卵管性不妊症の60%以上もの人が、クラミジア感染が原因といわれています。特に女性の場合は無症状で進行するケースも多く、気づいた時には重症化することもあります。

妊娠準備中だけでなく、妊婦のクラミジア感染も、妊娠への悪影響が懸念されています。流産や早産の原因になる場合があるだけでなく、お腹の中の赤ちゃんへ母子感染することもあることがわかっています。
母がクラミジアや淋菌に罹患し、無治療のまま出産すると赤ちゃんが結膜炎や肺炎になることがあります。また、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、エイズも産道を通ると、赤ちゃんに移ってしまうため、帝王切開をすることが多いのです。

あなたは大丈夫?クラミジアの検査や治療法とは

男性が発症しても、女性が発症しても不妊を招いてしまう性感染症は、「私は大丈夫」と過信せず、妊娠準備を始める前に、検査を受けておくことが大切です。

クラミジアなどの性感染症かどうかは、血液検査や尿検査、子宮頸管塗沫検査などで調べます。もし感染していることが発覚したら、主に抗生物質を使って治療したり婦人科外来に通院して膣内洗浄を行います。

性感染症は性交渉で感染します。大切なのは、1人ではなく必ずパートナーも一緒に検査・治療を行うことが必要です。パートナーの2人とも感染症のない状態で妊活に進めるといいですね。どちらか一方だけでなく、必ずふたりとも検査や治療を行いましょう。

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