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妊娠したいなら「AMH」検査が◎何が分かる?検査方法や平均値とは

ここ数年で一気に注目度がアップした、「AMH」を聞いたことがある方も増えたのではないでしょうか。不妊に悩んでいる人だけでなく、不妊治療を始めようか検討している人も、結果を知っていることで役立つことはたくさんあります。AMHの検査方法や、平均値について説明します。

「AMH」とは

AMHとは、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンのことで、アンチミューラリアンホルモン(または抗ミュラー管ホルモン)の略称です。別名、「卵巣年齢検査」とも呼ばれており卵巣予備能の指標となります。

血中のAMH値が、原始卵胞から発育する前胞状卵胞数に反映すると考えられています。勘違いされがちなのが、AMH値が低いと「妊娠率が低くなる」や「卵子の質が悪い」ということ。しかしこれらは間違いなんです。

実際に0に近いAMH数値でも、自然に妊娠・出産している人はたくさんいます。「AMH=妊娠率」ではなく、「年齢=妊娠率」。AMHは決して年齢と相関していません。20代でも30代でもAMH値が高い人もいれば低い人もいるんですよ。

卵子の数は、年々減少し実年齢に比例していきます。AMH数値は、あくまで受精するまでの利用できる卵が残っているかどうかを判断するための測定だと覚えておいてくださいね。

血液検査が主流。「AMH」の検査方法とは

AMHは、その濃度を測定することによって、残存する卵胞の数を知ることができる検査です。実際の検査方法は、血液検査。
下記の流れで実施する病院がほとんどですので、参考にしてくださいね。
AMHは他のホルモンとは異なり、月経周期のいつ測っても良い検査です。

・問診
生理に関してや、現在治療中の病気があるかなどを問診します。
・血液検査
血液検査のために、採血を行います。
・結果評価
血液検査より、約3週間後に結果がわかります。

※低用量ピルを内服していると、AMH検査を受けることができません。内服をやめて1ヵ月以上が経過してから、検査をするようにしましょう。

「AMH」の平均値を知りたい!

AMHに興味を持ったからには、知りたいのがその平均値なのではないでしょうか。AMHの平均値に関しては、2018年に日本生殖補助医療標準化機関が新基準を定めています。

27~47歳までの全ての年齢の中央値は2.36ng/mLで、基準値範囲は0.12~10.67ng/mLです。27歳から1歳刻みで中央値と基準値範囲が発表されていますが、27歳の中央値は4.69ng/mLで、47歳の中央値は0.30ng/mLと、年齢とともに低下することが分かっています。

しかしこれはあくまでも平均値であり、年齢が若くても数値が低い可能性も大いに考えられます。ゆえに、この数値から卵巣年齢を推定することはできないことが分かりますよね。

「AMH」の数値を知って、分かることは「卵子の数の目安」

AMH検査を受け、その数値が表すのはあくまでも「卵子の数の目安」です。
AMH数値は妊娠率ではありません。

男性の場合、精子は睾丸で作られているので、いつも精子は新しく、いくつになっても精子が作られます。なので年齢の影響をほとんど受けません。

一方、女性の場合卵巣で卵子は作られていなく、生まれる前に作られた卵子が保存されているだけ。したがって生きた卵子はどんどん消滅して数がどんどん減少するとともに、年齢とともに卵子自体も年を重ねていくのです。これは見た目の若さにも関係ありません。

卵子の質は、年齢の影響を大きく直接受け、卵子の数も年齢とともにどんどん減っていきます。その数は年齢以上に個人差が大きく、いざ子どもが欲しいと思った時に卵子がないということがおきます。
AMHはその指標であり、月経周期のいつ測ってもよい血液検査です。

「私は若いからだいじょうぶ」ではなく、「私のAMHはいくつあるから大丈夫」というように正しい自分のAMH、卵巣予備能を知っておきましょう。

卵巣予備能を知ることは、不妊治療がいつまでできるかの目安にもなります。
見た目は若くても、卵巣の卵子が非常に早く減ってしまい、20代、30代で閉経する女性は多く見られます。寿命がどんどん長くなっても、女性の生殖年齢は昔と変わっていないのが現実。

まず、AMHを測っていわゆる「卵巣年齢」をチェックしてから自分の人生設計をしていきたいものですね。

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