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不妊治療といえば「体外受精」?痛みやリスク、失敗の可能性とは

子どもを望む性生活を送る中で、不妊治療をする割合はどのくらいいるのか知っていますか?実は、WHOでは6組に1組のカップルが不妊であると発表しているほど、その確率は高いのが現実です。“不妊治療”と検索すると、必ずヒットするのが「体外受精」。今回は、体外受精の費用やスケジュール、リスクについてご紹介します。

「体外受精」とは?

WHO、日本産科婦人科学会が定めている「不妊」とは、避妊せず性行為があるにも関わらず自然な状態で妊娠に至れないか、妊娠を一定期間以上維持することができない状態を指し、「1年以内に妊娠に至れない状態」と定義しています。
そして、自分たち夫婦が不妊であることを認識したとき、多くの人が興味を持つのが「体外受精」なのではないでしょうか。

体外受精とは、体内での受精が難しい場合に行う方法のことです。体内での受精が難しい場合というのは、通常の夫婦生活で妊娠が成立しなかった場合だけでなく、卵管性不妊や受精障害、高年齢や子宮内膜症、多のう胞性卵巣、重症排卵障害、造精機能障害、射精障害など、様々な原因が考えられます。
不妊治療を行うカップルが体外受精に踏み切るタイミングとしては、「タイミング法や人工授精を数回繰り返しても、受精が難しいという結果が出た時」という声が多く挙がっています。

気になるのは、「治療ステップ」と「費用」

基礎体温

体外受精を検討する際、まず気になるのがどのようなステップで行う治療なのかということと、その費用ですよね。それぞれのステップごとに費用が発生するので、下記を参考にしてパートナーと話し合うことが大切です。

1.排卵誘発→卵巣を刺激し卵子の成長をホルモン剤により促進する方法
費用相場:通院 1,500円~・自己注射 18,000円~
方法:卵巣予備能力を考慮し、排卵を誘発します。

2.LHサージ誘起→成熟された卵胞を排卵させる目的でホルモンにより誘発する方法
費用相場:約5,000円
方法:採卵の数日前に、注射と点鼻薬でLHサージの誘起を行います。

3.採卵→卵巣に外的に針を挿入し成熟した卵胞を体外に取り出す方法
費用相場:約85,000円 + 材料費 約15,000円 + 麻酔管理費 約10,000~30,000円
方法:完全自然周期・無麻酔・静脈麻酔など、施術を受ける病院によって方法はさまざまです。

4.受精→体外に取り出した卵子と精子を合わせて受精の手伝いをする方法
費用相場:顕微授精 約20,000円~(卵子3個以下の場合)
方法:「コンベンショナルIVF」と呼ばれる自然受精、「レスキューICSI」と呼ばれる数時間経過しても自然受精していない卵子のみを顕微授精する方法など、さまざまな方法が存在します。

5.培養→子宮外で細胞分裂に適した状態を作り観察する方法
費用相場:日数によって比例する場合が多い
方法:専用の培養液の中で行います。

6.移植→子宮内に受精卵を戻す方法
費用相場:胚移植 約70,000円+材料費 10,000円

7.妊娠判定→早期診断する場合は妊娠時に分泌されるhCG値を血液検査で計測する方法
※いずれも、1・2回目は大体同じ額の費用が発生し、3回目以降は少し割安になるケースもあるので、施術を行う病院に詳細を訪ねてみましょう。

体外受精のスケジュールとは。多忙でも可能?通院は必須?

妊娠を希望するカップルの中には、多忙のため体外受精に興味があっても、スケジュール上可能かどうかを心配しているという人も多いのではないでしょうか。

体外受精には、おおよそ5週間程度の日数が必要であるといわれています。
この5週間の間、どれくらい通院が必要なのかも気になるところなのではないでしょうか。
施術を受ける病院ごとに差はありますが、だいたい週に1回程度通院が必要になる過程があると考えておきましょう。

やっぱり痛い?体外受精に伴うリスクとは

体外受精は、多額の費用が発生する以外にも、多少のリスクを伴うことでも知られています。外から針を刺したり、薬を使用し卵巣を刺激するなど医療行為が伴うため、リスクはあります。どの程度のリスクを伴うのかということは、体外受精を行う以上、頭に入れておきたいもの。

まず多くの人が気になっている先天性の奇形に関してですが、これに関しては自然妊娠と比べてあまり差がないといわれています。
他に気になるリスクとして挙げられるのは、感染です。
ごくまれですが、採卵時に膣内の細菌が腹膣内に入ることで、発熱の症状が出る可能性があります。それ以外には、腹膣内出血や膀胱出血などのリスクが考えられるといわれています。リスク以外にも、副作用としてOHSSと呼ばれる卵巣過剰刺激症候群を発症する恐れが考えられます。

良く耳にする痛みに関しては、採卵の際が一番懸念されます。さまざまな方法の麻酔があるので、施術する病院でよく相談し、自分にとって最良の体外受精にしたいですよね。
心配はあると思いますが、自分が納得して前に進めるように行動することが重要です。夫婦同士よく話し合い、不明点は調べたり医療者に確認しながら行っていきましょう。

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